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Space BD selected by Shizuoka University’s Prof. Nohmi Research Group as the satellite deployment service provider from the ISS
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Space BD株式会社(東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル7階、代表取締役社長:永崎将利。以下、“Space BD”)は、国立大学法人静岡大学工学部能見研究室が開発を行う1Uサイズの超小型衛星「STARS-Me2」の打上げ(以下、“本プロジェクト”)に向けて、国際宇宙ステーション(以下、“ISS”)日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出のサービス提供者に選定されました。
本プロジェクトは、静岡大学が取り組んでいる超小型衛星開発プロジェクト「STARSプロジェクト」の一環で、2018年度に打ち上げた超小型衛星「STARS-Me」に次ぐ第2弾プロジェクトとして、衛星から伸展する短いテザーの上を超小型ロボットが移動するという技術実証をより研究意義のあるかたちで、確実に実施することを目指しています。また、構造系の設計と加工を石敏鐵工株式会社が担当し、同社が開発する削り出し一体型構体「MBF(Mono Base Frame)」を「STARS-Me2」に搭載して宇宙実証を行います。石敏鐵工は本プロジェクトを契機に、超小型衛星コンポーネント販売事業への参入を目指します。
STARS-Me2 イメージ
Space BDは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から選定を受けているISS「きぼう」からの超小型衛星放出サービス事業者として、本プロジェクトにおいてISS「きぼう」から放出を予定している超小型衛星「STARS-Me2」に関して、一貫型の打上げ・放出サービスを提供いたします。なお、「STARS-Me2」の放出は2020年度を予定しています。
Space BDは「宇宙商社」として、宇宙の商業利用促進による「“宇宙の産業化”とその発展」に貢献することを使命としています。本プロジェクトへのサービス提供を通じて、本邦学術機関による超小型衛星関連の技術実証及び和製超小型衛星コンポーネント開発を促進することで、本邦超小型衛星市場における需要喚起、及び本邦宇宙資産の価値最大化に向けた事業活動を加速してまいります。
前列左から能見教授、石川社長、後列左からSpace BD藤田、永崎、大野
「担当者コメント」
■静岡大学工学部 能見公博教授 コメント
当プロジェクトはSTARS-Meで達成でなかったことの再挑戦と捉え、前回の反省を踏まえて必ず成功させたいと考えております。
Space BDさんはユーザーの対応にフレキシブルに対応して頂けると期待でき、本学としてはミッション成功に向けた衛星開発に専念できることが最大の利点と考えております。
■石敏鐵工株式会社 石川実良代表取締役社長 コメント
静岡大学の能見先生とはFlight Plan Originalの勝間亮様を介してお会いしました。そして、STARSプロジェクトのテザー伸展という実験およびSTARS-Me2が弊社の削り出し一体型構体「MBF(Mono Base Frame)」の特徴を最大限活かせる人工衛星であると確信しました。そこで今回、MBFの宇宙実証第1号機として静岡大学に協力を申し出ました。弊社は構造系の設計および加工を担当いたします。
■Space BD株式会社 マーケティング部マネージャー 大野和宏 コメント
一貫型の打上げ・放出サービスの提供を通じて本プロジェクトにご一緒させていただき、喜ばしい限りです。ユーザー様に寄り添い、二人三脚で打上げ・放出までのステップを進めてまいります。Space BDはこれからも、本プロジェクトのような超小型衛星業界における研究開発や人材育成に資する取り組みを促進することで、「宇宙利用の拡大」と「宇宙の産業化」に貢献してまいります。
当プレスリリースに関する問い合わせ先
- Space BD株式会社(担当:野口)
- Mail: info@space-bd.com
- TEL: 03-6264-7177
「国立大学法人静岡大学工学部 能見研究室について」
能見研究室では、超小型衛星開発として2005年にSTARSプロジェクトを立ち上げ、香川大学にて2009年にSTARS、2014年にSTARS-II、静岡大学にて2016年にSTARS-C、2018年にSTARS-MeおよびStars-AOを打ち上げました。能見研究室では親子衛星を基本とする複数機構成、テザー(ひも)の伸展機能、ロボット搭載衛星といった、宇宙機器制御システム面で特徴的なミッションを行ってきており、STARS-Me2は能見研究室として6機目の衛星です。また月惑星探査の研究、とくに着陸ダイナミクスの研究にも取り組んでおり、将来的に超小型着陸機の開発も取り組みたく検討しております。
能見研究室の詳細はこちら:http://ars.eng.shizuoka.ac.jp/~nohmilab/
STARSプロジェクトはこちら:http://stars.eng.shizuoka.ac.jp
「石敏鐵工株式会社について」
石敏鐵工株式会社(愛知県碧南市、代表取締役 石川実良)は三州瓦の金型と自動車の試作部品の製造を手掛けており、2017年より超小型人工衛星用部品の開発に着手しました。きっかけは「削り出しでCubeSatのフレームを作れないか」とエンジニアの藤井尉仁氏が相談してきたことでした。2018年1月にはMSAT事業部を設立し、超小型衛星ビジネスへの参入を目指しています。
現在、弊社代表の石川は藤井氏とCTU(Change The Universe)と名付けた宇宙開発団を立ち上げ、宇宙部品のカスタマイザーとしても活動しています。
石敏鐵工株式会社の詳細はこちら:http://www.ishitoshi.co.jp/
MBFの詳細はこちら:https://space-for-space.com/ja/product/cubesatframe-mbf/
「Space BD株式会社について」
Space BDは、宇宙の産業化に向けたあらゆる課題にワンストップで対応可能なプラットフォームとなり、技術開発を必要とする事業者の負担を軽減することなどにより、産業発展に貢献することを使命に2017年9月に設立された宇宙ベンチャーです。
JAXA選定事業であるISS日本実験棟「きぼう」を使用した一貫型衛星打上げサービス、「きぼう」船外プラットフォームを活用した宇宙機器軌道上実証サービス、宇宙機器部品・コンポーネントの輸出入等、多様なサービスを展開しています。
Space BDの詳細はこちら:www.space-bd.com