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Space BD、JAXAから「月周回軌道輸送サービスの概念検討業務」の実施企業に選定
本邦発、持続的な月探査機会提供の実現に向けて始動
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宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から、「月周回軌道輸送サービスの概念検討業務」の実施企業に選定されたことをお知らせします。
JAXAは持続的な月探査の実現に向けて、月圏における探査・利用に必要なインフラの構築、多様かつ継続的な利用者の創出、月圏への輸送サービスパッケージの構築等を目指しています。本概念検討業務において選定された企業は今後、月周回軌道輸送サービスの要素をなす、民間企業が主体となって提供する月周回軌道への輸送サービスについて、その実現可能性を検討します。
本概念検討業務においてSpace BDは、今後の月向けビジネスの動向や需要調査に加え、地球低軌道商業化において培った国内外での事業開発力と技術力を活用した月周回軌道の商業化を見据えた独自の輸送サービスを検討し、本邦宇宙資産の価値最大化という観点から、民間事業者として貢献領域を拡大していきます。
Space BDはこれまで日本をリードする衛星打上げサービス事業者として、①ISS「きぼう」からの衛星放出サービス、②ISS「きぼう」曝露部プラットフォーム利用サービス、③H-IIA/H3ロケットを活用した衛星相乗り打上げサービス、④新型ISS補給船「HTV-X」1号機を活用した衛星打上げサービスという4つのサービスラインにおいて、JAXAから公式な打上げサービスプロバイダーとして選定を受けています。これら4つのサービスラインとその他サービスラインを合わせて、52機の衛星打上げサービスを受注、うち8機の打上げを完了しました。2017年の創業時から現在に至るまで、衛星打上げサービスに限らず、本邦宇宙資産の価値最大化及び地球低軌道商業化の実現に向けて、民間事業者の立場から貢献すべく事業開発を進めています。
今後Space BDは、本邦宇宙産業の発展において極めて重要な、地球低軌道のその先の月圏という新たな宇宙領域活用の可能性を模索し、本概念検討業務の実施を契機に、月圏および月以遠の商業化を促進していきます。
■ Space BD株式会社について
宇宙商社®であるSpace BDは、2017年9月の創業以来、「日本発で世界を代表する産業と会社をつくる」ことを目標に掲げ、宇宙の産業化を促進していくためのサービスを展開しています。衛星打上げ・国際宇宙ステーションの利活用等のサービスを展開する「ローンチサービス事業」、宇宙機器開発に関連する部品コンポーネントや試験設備の輸出入等を担う「宇宙機器輸出入事業」、宇宙飛行士を1つのロールモデルと捉え、社会で活躍できる人材の育成プログラムを提供する「教育事業」、SDGs等と掛け合わせ、宇宙を活用した新たな事業創生を目指す「宇宙利用事業」の4つのビジネスをベースに、事業開発のプロとして国内外の全ての方に最適な宇宙の利活用方法を提案します。
■ 本件に関するお問い合わせ
メディア関係の方からのお問い合わせ
- Space BD株式会社
- コーポレート部門(原)
- Mail: pr@space-bd.com
- TEL: 03-6264-7177
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- マーケティング事業部(担当:李)
- Mail: info@space-bd.com
- TEL:03-6264-7177